小学生の悩み事TOP10とその解消方法
生きていれば必ず生まれるものが悩みです。自我が芽生える幼少期からこの世を去るまで決して私たちを離してはくれません。例えばお金がない悩みがあった時、働いて頑張ってお金持ちになったとしても、次は働きすぎて体調を壊してしまった、という悩みが出てきてしまいます。このように悩み事は尽きることがないため、重く受け止めず上手に悩み事と付き合っていくことが大事になってきます。今回は親が知らない小学生の悩み事TOP10とその解消方法についてお伝えしていきます。
この記事は、20年以上サッカー指導をしてきた私の経験や知識を基に執筆しています。10人の子どもがいれば人数の分だけ育成方法が変わります。だからこそ保護者や指導者たちが正しい知識を身に付け子どもたちと接する必要があります。本サイトを上手く利用しながら大人とは何かを一緒に学んでいきましょう。
■ 小学生の悩みベスト10
1位:なぜ勉強しなくてはいけないのか
2位:友達ができない
3位:死んだあとどうなるのか
4位:運動が苦手だ
5位:人前で上手く話せない
6位:もっと小遣いがほしい
7位:兄弟姉妹と比べられるのが辛い
8位:ペットの死が悲しい
9位:朝なかなか起きられない
10位:キレイに(かっこよく)なりたい
小学生らしい悩みもあれば、人間の死について考えている悩みもあり、子供の成長の早さに驚かされました。一方で人間関係を意識し始めている悩みも多いですね。ひとつひとつ回答していきます。
■ なぜ勉強しなくてはいけないのか
①学歴社会のため
今でこそブロガーやYoutuberといったインターネットで稼ぐ方法が波及しているものの、基本的な社会の形は変わっていません。中卒より高卒の方が就職に有利で、高卒より大卒の方が有利です。そして名前も知らない大学より東大や京大の人の方が就職に有利なのは言うまでもありませんよね。
②選択肢を増やすため
例えば「Youtuberになりたい!」と思ったら誰でも機材さえそろえてしまえば、その日から始めることができますよね。しかし、「医者になりたい!」と思っても医師免許を持っていないことには医者にはなれません。逆に医者になれる人は大手企業のサラリーマンでもYoutuberでも好きな職を選べるようになります。そういった将来の自分が選べる選択肢を増やすためには勉強しなくてはいけません。
③しなくてもいい
勉強しなければならない!ということはありません。しなくてもOKです。早い話が勉強は生きていくため、お金を稼ぐためにするものなので、子供の段階で稼げていたり、将来の算段が付いているなら勉強はしなくていいと思います。ただ、その道を選んだ場合、社会に帰ってくることは難しいというリスクを念頭に置く必要があります。
■ 友達ができない
友達は同じレベルの人としかなれないと言われています。すごく頭のいい子が普通のクラスに入ったとしても本当の友達はできないということですね。あとは共通の趣味から探すのがオススメです。本を読むのが好きな子なら図書館でよく見かける子と仲良くなる、スポーツが好きなら運動場で遊ぶといった具合です。もし子供が喧嘩しがちだったり、性格に難がある場合は、友達以前の話になります。何が問題なのか聞いてあげましょう。
■ 死んだあとどうなるのか
筆者も子供のころはよく考えていました。死ぬことは怖いし、死んだあと自分がどうなってしまうのかって不安ですよね。
子供に聞かれた時の答えは、「分からない」でOKです。
死んだことある人がこの世にいないから当然なんですが、どうなるかなんて知りません!
死を恐れるのは人間の根源的な気持ちなので決しておかしなことではありません。大事なのはどう死ぬかではなくどう生きるかです。分からないことをうじうじ考えるより、今日やる遊びでもスポーツでも勉強でも、今に全力を出しましょう!
■ 運動が苦手だ
運動が苦手と感じている場合、大きく2種類あります。一つは全く出来ない場合、もう一つは目標設定が高い場合です。
一つ目を自転車に置き換えてみましょう。今まで自転車に乗ったことがない子が、いきなり自転車を乗りこなせるはずがないですよね。まずは練習して慣れる必要があります。
二つ目は、目標設定を下げる必要があります。側転ができない子がバク転をしたいと思って真似しても出来ませんよね。一つ一つ練習の段階を踏む必要があるため、子供が出来ないことは何なのか、見つめなおしてみましょう。
■ 人前で上手く話せない
こちらも上記の自転車理論と同じです。最初からできる人もいますが、個人差もありますし誰でもいきなり出来るようにはなりません。授業で音読の発表がある場合、
このように人前で喋ることに慣れる必要があります。最初は簡単でいいので徐々に難易度を上げていけば、本番でも物怖じせず喋ることができるでしょう
■ もっと小遣いがほしい
悩みというより子供の願いですね。理由なしでお小遣いが上がることはないと思うので、何がほしいのか、それを買うとどんなメリットがあるかをアピールできればお母さんもお小遣いを増やしてくれるかもしれません。詳しくはこちらを→※内部リンクお願い致します。
■ 兄弟姉妹と比べられるのが辛い
学校内で比べられている場合、問題ですので今すぐ苦情を入れた方がいいです。人間誰でも個性があり、良い所も悪い所もあるものです。自分の家の年収と六本木に住んでいる人の年収を比べる必要がありますか?ないですよね、低い人を傷つけているだけです。子供を比較する行為は私は攻撃だと思っております。子供の将来のためにも今すぐ辞めさせましょう。
家庭内でもし比較している場合も、上記の理由で辞めましょう。比較して良いことは一つもありません。
■ ペットの死が悲しい
乗り越えるしかありません。時間が解決してはくれますが、結局本人の気持ち次第であり、親が直接何かできるわけではありません。辛いですが見守り、寄り添ってあげましょう。
■ 朝なかなか起きられない
理由はいくつかありますが今回は二つご紹介します。一つは単純に睡眠時間が足りていない場合です。小学生だと約9~11時間は睡眠時間が必要とされています。基準を満たしていない場合、シンプルに眠いから起きられないということになります。二つ目は病気の場合で、起床時にめまいや頭痛、貧血を起こしている場合があります。
■ キレイに(かっこよく)なりたい
キレイに(かっこよく)なりたいと思うのはモテたいからだと思われます。他人からどう見られるかを意識し始める時期であり、きれいさ、かっこよさを求めるのは異性から自分がよく見られたいという気持ちが表れているからです。昔は足が速い子供がモテる印象でしたが今は外見が大事みたいですね。
キレイに(かっこよく)なるのに特別なことは必要ありません。毎日お風呂に入って、歯磨きをして寝癖を直してといった身だしなみがキチンと整っていればOKです。モテたいからと高い服を買ったり化粧したりといったことは必要ありません。外見を繕うのではなく自分を磨いていきましょう。